国宝とイチローと、騎士団長と。

おはようございます🌞

カノープス宮内です。

今年の初め、
夫から勧められた本がありまして。
(夫はこの本が面白過ぎて、上下巻を3日で読み終えました。)
吉田修一の『国宝』です。
(この紅白のデザインが好きです。)

ものすご〜くザックリ言うと、
歌舞伎役者の生き様。
が、描かれています。

九州のヤクザの家に生まれた男と、
歌舞伎役者の一門に生まれた男が出会い、
歌舞伎の世界で、
文字通り、切磋琢磨する物語。

読書自体、
もともと習慣化している人間ではないので、
最初はものすごく手こずって、
読み進まず、
でも下巻に入ってからは
寝る間も惜しんで読みました。


やはり人には、
ライバルあってこそなのかなと。

しかしまた、
究極のライバルとは、
自分なのかなと。

2人が芸を極めていくその様は、
方法は違えど、
「良い役者になりたい」
という想いは1つ。

お互いがお互いを、
蔑むの事はなく、
嫉妬はしても、
素直に讃えられる。

そんなライバルに出会えるのは、
ほんのごく僅かな人間なのかなと思ったり、

道を極める人というのは、
大概、こういう相手がいるのかなと、
想像してみたり。

この本を読み終えた頃、
ちょうど
イチローの引退会見が行われていて、

テレビでは追えずに、
ネットで一部始終を見ていたのですが、

そのイチロー節と言うのか、
質疑応答での
予想不可能な応答に唸りながら、

やはり、
一時代が終わったのかと、
寂しくなりました。
(もともと野球は殆ど見ないんですけど。)

そして、
本の主人公と、
イチローとを勝手にシンクロさせて、

やはりどんな道であれ、
その道を極める人と言うのは、
孤独なのだろうなと思いました。

だって、
誰よりも吐出して、
その道の先端を行くのであれば、それは、
同じ高みにいる人はいないという事だから。

先駆者と同じ目線でいる事なのど、
周りの人間からしてみれば
想像の範囲でしかなく、
どこまですり寄って考えても、
やはりそれは想像でしかないので、

先駆者には、
同じ気持ちで
相談に乗ってくれる相手もいない。
同じ気持ちで
理解してくれる人もいない。

メンタルが強いというか、
想いが強くないと、
出来ない事ですよね。

ただ、ただ、
先を見据えて、
精進する。

それが出来る人だけが
手にするの事が出来る、
非凡なる才能というか。

私には、想像するだけで精一杯。。

でも、本の主人公の様に、
たとえ気が触れる程に
のめり込んだとしても、
そんな、のめり込める程の物に
出会えたのは、
幸せな事なんじゃないかなと。

私もまぁまぁ、
この仕事に
のめり込んでいる方なのかなとは
思いますが、

まだまだ気が触れる程ではなく、
とても健全に楽しく仕事しているので、

それはそれで、
やはり、
幸せなのかなと。

そんな想いを気づかせてくれた
『国宝』でした。

読者熱の冷めないうちに、
次の本に取り掛かろうと思って、
次は、
村上春樹の
『騎士団長殺し』
を読んでいます。

実は、初めての、
村上春樹。

巷には、
【ハルキスト】
なんて人がいるくらい、
ハマったら止まらないという作家。

よく、
パロディの
「○○を村上春樹が書いたら。」
みたいなのしか読んだ事がなかったので、
どんなもんかいなと思ったら、
本当にそんな感じでした。

ファミレスで、
コーヒーを飲んだ時の事を、

「コーヒーが運ばれきて、
私はそれを飲んだ。
コーヒーらしい味はしたが、
それほどうまいものではなかった。
でも少なくともそれはコーヒーだったし、
しっかり温かかった。」

って書いてました。
スゲー。

単純に、スゲー。

読み始めた頃は、
そうやって、ほんの些細な出来事を
細かく描写する事が続くので、
話の本筋という物がわからなくなって、
ずっと本題から煙に巻かれている感覚でしたが、
3巻にもなると、
細かな描写は、
ある意味親切で、
文章から想像される背景や、
感情に、
読み手と書き手にそこまで差異がない様に書かれているのかな?と思って来ました。

とはいえ、まだ結末まで辿り着いていないので、
今後の展開を気長に楽しもうと思います。





コレ。読みおえたら、
次は何を読もうかな?













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Canopus青葉台店の宮内のブログです。 美容のこと、仕事への想い、日々の暮らしや美味しいもの、楽しいこと、美しいものについて書いていきます。

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